眼医器協ニュースVol.86
国内展示会報告
展示委員会 委員
日本アルコン㈱ 船木 建彦
学 会 長 |
杏林大学医学部眼科学教室 教授 平形明人先生 |
学 会 場 | 東京国際フォーラム |
展 示 会 場 | 東京国際フォーラム 地下2階 ホールE |
学会開催期間 | 2019年4月18日(木)~4月21日(日) |
展示開催期間 | 2019年4月18日(木)~4月20日(土) |
出 展 社 数 | 79社 632小間 |
学会登録者数 | 7,600人超 |
第123回日本眼科学会総会は、4月18日~21日の4日間、東京国際フォーラムにて開催されました。事前登録者数が5,168人、最終学会登録者数は7,600人を超える結果となりました。併設器械展示においても、出展社数は日眼としては過去最大の79社、632小間となり、第123回日本眼科学会総会は成功裏に閉会を致しました。
学会は初日から多くの来場者が併設器械展示会場に足を運んでくださいました。中でも金曜日、夕刻の学術展示討論直前の時間帯には非常に多くの来場があり、展示会場全体が大変な活況を呈しておりました。
また、このたびの展示会では複数の特別展示が実施されました。
先ず、2016年の国立京都国際会館における第70回日本臨床眼科学会で実施して以来のOCT/OCTAテーマ展示です。各社の製品が一堂に集結し、機器に興味を持たれる多くの医師、視能訓練士の方々がお越しくださいました。他に公益社団法人NEXT VISIONの視覚障害者・ロービジョン者の日常生活・就労など社会参加活動等に対する様々な福祉向上支援と科学技術の発達に寄与する活動の紹介・相談コーナー、法務省の関係する医療施設の紹介コーナー、学会抄録の表紙に使用された絵画を制作された神津画伯の作品展示コーナー等が設けられ、従来とは少し違った雰囲気が感じられました。
また、会場中央にもうけたドリンクサービスの「おもてなしコーナー」では、東京の伝統的な銘菓や人気の高い洋菓子等を取り揃えて、毎日長蛇の列ができ、大変好評をいただきました。
展示会場全体の感想として、東京国際フォーラム開催の学会では、2年程前より展示会場の入口数を2ヶ所から4ヶ所開放へと変更しておりますが、徐々に学会参加者にそのことが周知されてきたことも要因なのか、過去の学会に比べ、今回の学会では4ヶ所すべての会場入口から、満遍なく会場へ入場いただき、展示会場内を回遊していただくような導線ができていたように感じました。この点は、出展企業各社様に、多少なりとも公平な展示条件を提供できたのではないかと存じます。一方で、昨今の学会の国際化に伴い、一部の外国の方が正規の入場パスを持たずに会場に入り、連絡を受けた私も現場に急行して正規入場パスが無ければ入場できない事を説明して退出して頂く一幕がございました。会場入り口4ヶ所に警備員を配したにも拘わらずこのような事態が起こり、今後の対策を展示委員会、事務局、警備員と検討して会場内の安全確保、セキュリティ強化に努めるようにいたします。
平成最後となりました日本眼科学会総会の全般を振り返りまして、上記を除き、大きな事故やトラブルも無く終了することができましたのも、ひとえにご出展いただきました各社の皆様方のご協力の賜物と、心より厚く御礼申し上げます。今後とも、学会併設展示が皆様にとりまして、より一層魅力ある展示会になるよう展示員全員で努力してまいる所存でございます。
令和となりました新しい時代におきましても、何卒、引き続きご支援、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。