眼医器協ニュースVol.85
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GS事業部 小林和宏
株式会社シギヤ精機製作所は、1911年創業、今年で108年になります。織機メーカーとして旗揚し、当初から創意工夫によりお客様のニーズを形にして参りました。
1950年代に工作機械、中でも円筒研削盤を中心とした研削盤事業に特化し進めていく中で、研削盤技術を応用した眼鏡レンズの加工機(玉摺機)も手掛ける様になりました。それが今のGS事業部の前身である「グランド精工株式会社」です。
グランド精工では玉摺機はもちろんのこと、眼鏡店での検眼補助に使用するためのオートレフを発売し、眼科分野にも進出致しました。とりわけ大人気になった商品が世界初ハンディーオートレフの「GR-M3」です。両眼開放型で遠方視をしながら測定が出来るため、特に小児では調節が入りにくく、調節麻痺剤を使用しなくても良いデータが出ると好評を得ました。
現在では瞳孔径測定が可能な両眼開放型オートレフケラトメーター「WAM-5500」を販売しております。この機械もGR-M3同様に調節が入りにくく、自然な状態の屈折値と瞳孔径が測定できますので、遠方/近方の屈折値(調節力)測定だけでなく、マルチフォーカルIOLの選定にもご使用頂いております。また、臨床眼科のみならず、新薬開発・最先端医療の研究、大学や企業での3D/AR/VRの映像開発や自動車分野など幅広い分野での研究にも役立っております。
弊社製品は日本国内だけにとどまらず海外への出荷も多く、世界60カ国以上に販売をしており、好評を得ております。
弊社は瀬戸内海が一望できる高台にあり、天気の良い日は瀬戸大橋も望めます。近くにお越しの際は是非お立寄りください。
今後も「Reliable Equipment for Human Eyes(信頼できる機器を)」をモットーに日々医療の発展に貢献していく所存です。今後ともよろしくお願い申上げます。