眼医器協ニュースVol.103
学会を終えて
第61回日本網膜硝子体学会総会
事務局長 大 中 誠 之
会長 髙 橋 寛 二
(関西医科大学医学部 眼科学教室 主任教授)
この度、2022年12月2日(金)から4日(日)の3日間、大阪市の大阪国際会議場にて第61回日本網膜硝子体学会総会を開催させていただきました。新型コロナウイルス感染症の収束の見通しが立たない中での開催となりましたが、約2,000名もの方々にご参加をいただき、無事盛会裡に学会を終了することができました。これもひとえに皆様方のご支援とご協力の賜物であり、心より感謝申し上げます。
今回は開催形式としてライブ配信を行わず、学会期間中は現地参加のみとし、後日オンデマンド配信(2022年12月19日(月)~2023年1月15日(日))という形を取らせていただきました。しかし10月には減少していた新型コロナウイルスの感染者数が11月に入ってから徐々に増加してきたため、学会の運営に影響が出ることが懸念されました。実際に一部の講演が録画での発表となるなど影響は少なからずありましたが、3日間にわたり多くの方々にご参加いただき、特に盛賞受賞講演、シンポジウム、教育セミナーは大変盛況であり、また現地での一般講演、学術展示においても熱い討論が繰り広げられ、コロナ禍以前のふれ合いに富む学会本来の姿に戻りつつあることを実感していただけたのではないかと思っております。
さて、器械展示は学会における重要なイベントの一つであり、本学会でも多くの先生方が各社ブースを熱心に回られていました。医療機器の新規購入、買い替えを考えている先生や関係者にとって、直接触れて、体験することができ、他社製品との比較もできる学会の器械展示は大変貴重な機会となります。また、購入を考えていなくても、最新機器に触れることで新しい発見が生まれることもあります。コロナ禍にあり、徹底した感染対策が求められる中、十分な感染対策を行いながら、器械展示を盛り上げていただきました日本眼科医療機器協会と企業の皆様方に厚く御礼申し上げます。
本来であれば皆様方に直接御礼を申し上げるところではございますが、ホームページ上にて学会終了の報告と御礼とさせていただきます。今後とも日本網膜硝子体学会にご支援賜りますようお願い申し上げます。