眼医器協ニュースVol.98
国内展示会報告
展示委員会 委員
日本アルコン(株)
植田 玲子
学 会 長 |
東京女子医科大学 眼科学教室 |
学 会 場 | 東京国際フォーラム |
展 示 会 場 | 同会場 |
学会開催期間 |
【現地、ライブ配信】2021年12月3日(金)~12月5日(日) 【オンデマンド配信】2021年12月13日(月)~12月29日(水) |
展示開催期間 | 2021年12月3日(金)~12月5日(日) |
出 展 社 数 | 37社 95小間 |
学会登録者数 |
2,086人、現地来場者(1,002人) |
第60 回日本網膜硝子体学会併設器械展示会が、12月3日(金)~5日(日)、東京国際フォーラムBブロック5F『ホールB5』に於いて開催されました。東京の新型コロナウィルス新規感染患者数は、緊急事態宣言が発出されていた期間と比べると、大幅に減少していましたが、これまでのハイブリッド開催の学会と同様、入口での検温チェック、手指消毒、健康状態申告書の提出等の感染防止対策が徹底して行われていました。また、参加者・運営側双方にとって、このような開催形態は何度か繰り返してきていることもあり、大きな混乱もなく、スムーズに進められていたように思います。展示会場においてもこれまでと同様に、ソーシャルディスタンスの確保、器械・器具など、人の手に触れるものの小まめな消毒、出入口の導線分離など、考え得る範囲の感染防止対策が講じられていました。
これまでのハイブリッド開催における学会参加登録者は、ライブ、オンデマンド配信といった付加価値もあり、平均してコロナ前のそれよりも増える傾向にあり、今回の網膜硝子体学会も2,086人の登録がありました。そのうち、現地参加された人数は1,002人でした。器械展示場は、メイン会場であるホールCとホールBの7Fの会場をつなぐ導線上に位置しており、実際、講演と講演の合間には多くの先生方が展示会場隣接通路を行き来されている印象でした。休憩時間等に器械展示場に足を運んでいただいた先生方が増えた時間帯がある一方、展示場への来場者人数がなかなか伸びなかった曜日や時間帯があったことも事実でした。
国内で初めて新型コロナウィルス感染者が確認されてから約2年が経過し、こうした状況下での学会の開催方法、注意点について、これまで多くの知識や実体験が蓄積されてきました。うまくいったこと、いかなかったことを振り返りながら、うまくいかなかったことについては、どのように改善したら良いのか、今後につなげていく良いタイミングなのではないかと、改めて感じた次第です。来年も多くの学会がハイブリッドで開催されることが予想されます。より充実したものにするため、各企業の皆様の忌憚のないご意見やご助言を広く賜りたいと存じますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
最後に、無事に網膜硝子体学会の併設器械展示を終了できましたこと、ひとえにご出展いただきました各社の皆様のご尽力のおかげと、展示委員一同、深く感謝申し上げます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。