「平成30年度定時社員総会」が3月15 日(金)、日本橋ライフサイエンスハブ(東京都中央区)で開催されました。議決権保有総数111中、有効議決権91となり過半数を越え総会は適法に成立しました。総会では平成30年度の事業活動報告、決算承認、平成31年度の事業計画、予算報告の他、小澤会長から協会創立40周年事業として実施した「10年ビジョン」の発表が行われました。
総会の開会にあたり小澤会長より開会の挨拶がありました。概要は次の通りです。
平成30年度は協会創立40周年を迎えた年で、これも会員企業、理事の皆様、そして本日、活動報告をいただく各委員会の皆様が積極的に活動いただき事業を拡大した結果と思います。感謝申し上げます。との挨拶がされました。報告事項、審議事項は次の通りです。
報告事項 1 平成30年度事業活動報告
平成30年度の事業計画の遂行状況について事務局長より概要説明があり、その後、平成30年度に特に目立った活動があった各委員会から下記の通り報告があった。
展示委員会:展示事業報告について
社会保険委員会:2020年診療報酬改定に向けて
標準化技術委員会:JOIA Std. の国際標準規格化活動の進捗
公的眼科検診推進委員会:公的眼科検診推進活動
販売保守委員会:保守契約促進啓発活動について
教育事業推進委員会:眼科MDIR制度について
広報委員会:協会HPのリニューアルとアニュアルレポート2019 40周年特集号について
コンプライアンス委員会:臨床研究法と「透明性ガイドライン改定」について
報告事項 2 協会10年ビジョンについて (小澤会長)
眼医器協創立40周年事業として眼科医療機器産業と協会事業活動の課題と将来来像を検討し10年ビジョンを策定した。まとめたビジョンを眼科学会、眼科医会、行政などと共有し眼科医療機器産業のプレゼンス向上をはかりたい。これで完成ではありませんのでご指導、ご助言いただきながら更新して今後の事業活動の指針として活用して行きたい。
眼科医療機器産業と眼科医療の発展により「世界の人々の健やかなQOL向上と健康寿命の延伸をはかる」ことをめざします。「世界」というキーフレーズのもと医療機器産業も国内から海外へ発展させ、日本国民だけでなく世界の人々の健康寿命延伸に貢献してゆきたいという思いを込めたビジョンです。
ビジョン実現のための7つの事業活動を推進します。
・健康寿命延伸に貢献する「公的眼科検診」実現する
・眼科疾患の早期発見と治療に貢献する医療機器の供給と保守による機器品質の維持
・眼科画像データベース構築を基盤にAI・ICTを活用した診断機器を開発し次世代医療を支える
・日本発の眼科医療機器出力標準規格を国際標準規格化し日本の医療機器産業の国際競争力強化に貢献する
・基本的な事業として医療技術の保険収載支援活動に注力する
・学会併設展示を10年後には国内にあってもAAOのような展示の運営を目指す
・信頼される産業となるために産業界の人的資質向上をはかる教育事業に注力する
第一号議案 平成30年度 決算報告・監査報告
【決議事項】 満場異議なくこれを承認可決した。
第二号議案 2019年・2020年度 役員選任の件
役員全員本総会をもって任期満了となり候補者と交替する。
【決議事項】 満場異議なく役員候補者の役員就任を承認可決した。
報告事項 3 2019年度事業計画
事業計画、1) 基盤事業である眼科学会併設器械展示事業運営の改革、2) 眼科医学界との連携強化 3) 「医薬品医療機器等法(薬機法)」施行への対応 4) 産業成長のための提言活動の推進 5) 国際化・標準化に向けた対応 6) 事業基盤の強化・拡充 7) コンプライアンス体制強化 8) 広報活動の充実 の8項目について、詳細の説明がされた。
報告事項 4 2019年度予算
定時総会にひきつづき厚生労働省、経済産業省の方にご講演いただいた。
一部:
演題:「厚生労働省における医療機器政策等について」
演者: 厚生労働省 医政局経済課 医療医機器政策室 室長 小林 秀幸 様
二部:
演題:「経済産業省における医療機器・ヘルスケア産業施策について」
演者: 経済産業省 医療・福祉機器産業室 室長 富原 早夏 様