「平成29年度定時社員総会」が3月16 日(金)、ホテル雅叙園東京 3階 シリウス (東京都目黒区)で開催されました。議決権保有社員総数107中、有効議決権79となり過半数を越え総会は適法に成立しました。
総会では平成29年度の事業活動報告、決算承認、平成30年度の事業計画、予算報告などが行われました。
総会の開会にあたり小澤会長より開会の挨拶がありました。概要は次の通りです。
「創立40周年という歴史の中で、当協会は展示会運営以外にも多くの事業活動を行うようになってきました。最近の良いニュースでは平成30年度診療報酬改定で協会の要望がほぼ満額回答という内容で診療報酬収載が実現できました。これは社会保険委員会の活動功績が大きいと考えます。また今週、眼科医療機器の接続規格(JOIA Std.)の国際標準規格化をめざす活動の中でISOの国際会議で正式にJOIA Std.がNWI(New Work Item Proposal)の投票を経て承認され今後は製品標準作成の段階に入り最終的にISの審査に入ることが決まりました。日本発の国際規格の実現という事に協会活動が関与したことは誇らしく思います。引き続き様々な協会事業活動の推進にご協力をお願いします。本日は創立40周年記念講演会で九州大学病院長の石橋先生がご講演され、総会後の40周年「感謝の会」にも50人以上の来賓のお客様が参加されます。日本眼科学会から8人、日本眼科医会から5人、厚生労働省、経済産業省からそれぞれ5人、PMDA、AMED、視能訓練士協会などから会長、関連産業団体の日本医用光学機器工業会、日本コンタクトレンズ協会、日本眼科用剤協会から会長、事務局長、医療機器産業界を統括する医療機器業公正取引協議会、日本医療機器産業連合会もそれぞれ会長、事務局長を含め3人ほどご参加いただけます。30周年の祝賀会に比べ多くのご来賓が参加する盛大な会になります。スムーズな総会議事進行に加え感謝の会での遺漏なきお客様対応にご協力をお願い致します。」
当日の審議事項、報告事項は以下の通りです。
審議(決議)事項
第一号議案 平成29年度決算報告 監査報告 ;提案通り承認されました。
第二号議案 平成29年度・30年度役員候補選任(交替) ;佐藤 安浩 氏(興和(株))の就任が承認されました。
報告事項
報告事項 1 平成29年度事業活動報告
報告事項 2 平成30年度事業計画
本年は、会員企業の活動を支援する為、産業界全体としての国際競争力強化や医療機器技術の適正評価、医療機器周辺市場の拡大に繋がる活動に重点的に取りくみ、次の10項目に注力して事業を実施する
- 眼科医療機器出力標準化とICT基盤整備事業への参画。
- 医療医術の適正評価に基づく診療報酬を実現することで医療機器市場の成長に繋げる。
- 社会保険診療外の検診分野での眼科医療機器市場開拓に向け「公的眼科検診」の法制化をめざす眼科医会・学会と協調した活動の推進。また医学会総会2019、人間ドック学会等に展示をして啓発を行う。
- 協会の財政基盤事業である眼科学会併設器械展示会の事業運営の改革と充実を図る。
- 新規に販売保守委員会を立上げ医療機器の安全使用のための情報提供と保守活動の啓発。
- 会員企業の事業拡大に貢献する人材の育成を目標とした教育事業推進。
- 眼科医療機器産業10年ビジョン策定。
- 日本医療機器産業連合会など関係産業団体の活動を通して行政関連情報の収集と提言活動を推進する。
- 眼科医療への貢献のため学会・医会との連携活動を推進。
- コンプライアンス体制強化
報告事項 3 平成30年度予算
報告事項 4 協会10年ビジョン策定について
総会議事終了後に
協会創立40周年功労表彰を実施して3名の方に功労表彰を授与した。
(株)市川産業 代表取締役社長 市川 忠俊 様
(株)エムイーテクニカ 代表取締役会長 塙 典夫 様
(株)キーラー・アンド・ワイナー 代表取締役 永田 吉男 様
定時総会にひきつづき協会創立40周年記念特別講演会が行われた。
演題:「眼科この10年」
演者:九州大学病院 病院長(元日本眼科学会理事長) 石橋 達朗 先生