眼科医療機器標準化の取り組みについて
【標準化で互換性の向上を目指す・・・快適な眼科医療情報環境へ・・・】
一般社団法人日本眼科医療機器協会は2008年より日本IHE協会、公益財団法人日本眼科学会との産学連携で眼科領域の標準化推進のために、眼科診療のワークフローの実態調査、眼科用検査機器の出力データの共通仕様書の制定を進めております。
検査機器のデータ出力共通仕様書の制定として、レフケラトメーター・眼圧計・レンズメーター共通仕様書、眼底カメラの画像検査データ、眼軸長・角膜厚み・IOLパワー計算出力データの共通仕様書を制定いたしました。
各該当企業におかれましては是非本仕様書に適用した機器の導入・推進をよろしくお願申し上げます。今後も順次、検査機器の標準化に取り組んでまいります。
眼科検査機器出力データ共通仕様書(JOIA Std.)
各共通仕様書は所定の手続きによりダウンロード出来ます。
下記「眼科用医療機器共通仕様書取得申込申請書」に必要事項記載の上、協会事務局【E-mail:info(AT)joia.or.jp】へお送りください。
おって圧縮ファイル解凍時のパスワードをご連絡させて頂きます。
※上記E-mailの(AT)を@に置き換えてお送りください。
眼科用医療機器共通仕様書
取得申込申請書
※ご注意※ 各共通仕様書の圧縮データにはパスワードを設定しております。
- 眼科検査機器出力データ共通仕様書01 Ver.1.5
− レフケラトメーター・眼圧計・レンズメーター 出力データ共通仕様書 −
- 眼科検査機器出力データ共通仕様書02
− 眼底画像 出力データ共通仕様書 −
- 眼科検査機器出力データ共通仕様書03
− 眼軸長・角膜厚み・IOLパワー計算 出力データ共通仕様書 −
- 眼科検査機器出力データ共通仕様書04
− スペキュラーマイクロスコープ 出力データ共通仕様書 −
- 眼科検査機器出力データ共通仕様書05 Ver.1.2
− OCT(光干渉断層計) 出力データ共通仕様書 −
- 眼科検査機器出力データ共通仕様書010
− 緑内障サマリ出力データ共通仕様書 −
2022年10月 更新
当協会会員の方は以下ボタンよりパスワード設定無しのデータをダウンロードいただけます。
会員専用ページ(眼科検査機器出力データ共通仕様書(JOIA Std.))
眼科検査機器出力データの国際標準化活動
一般社団法人日本眼科医療機器協会では、2016年より経済産業省の助成を受けて、JOIA Std. 001とJOIA Std. 004の国際標準化(ISO/TS)を進めてまいりました。その成果として2023年1月に、それぞれ、以下のISO/TS(Technical Specification)として正式に発行されました。
ISO/TS 22218-1 Health informatics – Ophthalmic examination device data – Part 1: General examination devices ISO/TS 22218-2 Health informatics – Ophthalmic examination device data – Part 2: Specular microscope
これらの国際標準は、JOIA Std. 001とJOIA Std. 004とは厳密には同じではありませんが、HL7 CDAに則ったXMLベースの規格となっており、JOIA Std. 001とJOIA Std. 004からは、比較的容易に移行が可能です。
これらの規格(英文)につきましては、以下のリンクから購入が可能となっています。
ISO/TS 22218-1 https://www.iso.org/standard/72899.html
ISO/TS 22218-2 https://www.iso.org/standard/79928.html
(※本協会から入手はできません)
*ご注意*
ISO/TS 22218-1には、JOIA Std.001には存在しない電動ホロプターに関する内容が含まれています。規格中では例としてSNOMED-CTコードを参照していますが、今現在、日本国内においてはSNOMED-CTコードの使用は認められていないため注意が必要です。このような場合、SNOMED-CTコードの代替となる独自コードの使用は認められていますので、当協会におきましても、今後そのような代替可能なコードの制定に向けた活動を展開してまいります。
2025年1月更新