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7 2014年4月に東京で開催される「第34回国際眼科学会(WOC2014 TOKYO)」まで、1年を切りました。1978年に京都で開催 された第23回国際眼科学会より実に36年ぶりに我が国で開催される国際的なイベントです。世界の眼科医療の実際をその眼 で確かめることができるまたとない機会。ぜひ、多くの眼科医の方々、特に若い世代の方々にご参加いただき、世界的な視野を広 げる経験をしていただきたいと考えています。 特集企画 2014.4.2[wed.]-6[sun.] WOC2014 T OKYOの 魅力に迫る! 世界に対して日本の眼科をアピールする機会に。 WOC(World Ophthalmology CongressR)やAPAO(Asia Pacific Academy of Ophthalmology)のような大きな国際学会に参加して、ホスト国の方々が一所懸命に運営に あたり、プログラムをオーガナイズし、そして胸を張って自分たちの眼科のことを語る姿を見る と、心躍る気がします。世界中から眼科医を迎えることは、その国の眼科関係者(眼科医もパラ メディカルも、メーカーの方も)の方々にとって、世界と手を繋ぐ絶好の機会であり、世界に対 して自分たちをアピールするまたと無い機会なのです。 アジアの国々の眼科医療は、目覚ましい勢いで発展しています。シンガポールや香港はもち ろんですが、中国、韓国、台湾、インド、フィリピン、タイといった国々でも、トップレベルは日本 と遜色ない水準の眼科医療を提供しています。分野によっては、既に日本を越えているものも あるでしょう。こういった状況の中、私たちはアジアで、あるいは世界で、どのように存在感を 示していけばいいのでしょうか。 眼科医療全体のレベルでいえば、基礎から臨床まで含めて、やはり層の厚さを誇るのはアジ アの中では日本です。例えば、ジェネリック薬を作る国はあっても、自国で創薬を行っている国 はアジアでは日本以外にありません。検査機器や治療機器を開発したり、質の高い眼内レンズ を製造したりできるのも、日本に限られます。再生医療などの研究にしてもまだまだ他国の追 随を許しません。 世界からたくさんの眼科関係者が集まるこの機会を捉えて、日本から大いに情報を発信しま しょう。先生方は臨床や研究に関する学術情報を、メーカーやその関係の方は製品やサービ スに関連した情報を発信し、ネットワークを構築しましょう。世界の眼科関係者に日本を知っ てもらい、また同時に世界の最新情報を手に入れるチャンスです。 WOC2014では、私たち一人一人がホストとなります。日本が誇る“おもてなしの心”で、世界 中からの参加者をお迎えしたいものです。 WOC2014 TOKYO 会長 おおしか 大鹿 哲郎 てつろう |