興和株式会社 健康医療本部
営業推進室
桂 幸子
私は眼科MDIRの認定試験に合格しましたが、この合格の認定有効期間は5年間となります。そのため、協会が主催する合格者向けの2021年度の「更新用E-ラーニング」を受講しました。この「E-ラーニング」は協会の初めての試みとのことでしたので、自身の受講した感想を紹介したいと思います。
最初に本E-ラーニングシステムについてですが、眼科領域全般の知識がレッスンごとに関連した資料が提示されます。受講者はこれらの資料を熟読した後、設問画面に移動し、各レッスンの問題を画面上で回答していきます。各レッスンは正答率による一定の合格ラインをクリアすると合格となります。次に受講した感想としては、内容が眼科領域の検査から治療まで、また医師や視能訓練士からの目線、それから規約関係と、とても幅広い知識を学ぶことができました。膨大な量であるため時間はかかりましたが、自身の知識のブラッシュアップにもなったと思います。設問も理解しているか問うものが多く、自分の理解度を確認することができました。
今後も受講は更新時期まで続くかと思いますが、自身の希望としては5年間で眼科の幅広い疾患に対する診断や治療の知識を一巡できるような内容を本E-ラーニングを通して学ぶことができますと幸いです。眼科MDIR取得後であっても、この業界で働いているとまだまだ知識不足だと改めて痛感しています。今後は受講で修得した知識を日々の活動に活かしていきたいと思います。
株式会社 はんだや
山口 輝晃
第1回眼科MDIRを受験させて頂きました時は、他の講習会【高度医療機器販売業・貸与業継続研修、医療機器業公正取引協議会規約インストラクター講習、等】と同様に、指定を受けた時間に会場へ赴き、一同に受講するシステムであり、その形式に疑問を持つ事はありませんでしたが、新型コロナ禍という社会情勢により、E-ラーニングという受講形式を経験させて頂きました。
まずメリットとして感じたのは、現場営業として時間的な拘束が無くなったのは勿論の事、講習が10セクションに分かれている事により、空き時間を効率良く1セクション毎の受講に当てる事が出来た点です。
従来の形式では、どうしても短時間の詰め込み型の受講となってしまい、余裕のあるペース配分という面では厳しいものがありましたが、受講期間内であれば自由に閲覧、受験が出来る為、落ち着いて内容を熟読出来る点が大きなメリットでした。
反面、今まで講師の方々が講習して頂いていた内容がテキストのみとなり、補足して頂けていた部分が無くなってしまった点についてはデメリットかもしれません。
その為、E-ラーニングによる受講後のテスト問題についてテキスト内容の暗記に頼る部分が出てきてしまい、問題のひっかけ部分との兼ね合いが生まれてしまった印象でした。
今後の希望としましては1セクション10~15分程度のビデオ講習が両立出来ないかという点、内容としては眼科には様々な手術による処置があり、白内障、硝子体手術以外の術式にも触れられる機会があると幸いです。
現在でもMDIR講習内容は新入社員への研修としても大変、重宝させて頂いておりますが、今後の期待と致しまして、この資格を取得更新の年月を重ねる事によって、各医療施設様へアピール出来るような更なる認知度アップを期待するものであります。