展示会委員会 委員長
栁澤 浩一
第128回日本眼科学会総会
総会長: | 信州大学 村田 敏規 教授 |
会期: | 4月18日(木)~21日(日)*展示会20日まで(オンデマンド配信:5月13日~6月12日) |
学会場: | 東京国際フォーラム |
展示会場: | 東京国際フォーラム B2F ホールE 86社594小間 |
最終登録者数: | 10,471人(リアル参加者:5,640人) |
第128回日本眼科学会総会併設器械展示会は4月18日(木)から3日間、東京国際フォーラムで開催され、出展社数86社、出展総小間数594小間でした。当学会は現地参加と定着しつつあるライブ配信のハイブリット形式で開催されました。リモートでの参加者も多く、コロナ禍前の賑わいに戻るか懸念しておりましたが、展示会場内は初日より多くの来場者で埋まり、期間中は常に多くの先生方に来場いただきました。
本学会のテーマは「視力を尽くさぬ闘い」として関連したプログラムが多く組まれました。また、日眼の国際化推進のため英語セッションが多く組まれ、海外からの演題数はここ数年では最多とのことでした。展示会場内でも海外から参加された来場者も多く見受けられました。今回は学術展示のポスター掲示が展示会場の一か所にまとめて設置され、発表時間も初日の午前中から組まれて午前より来場される先生方も多く、発表時間の前後に各社ブースに立ち寄っていただけたことも、来場者が多かった要因の1つであったと思われます。また、休憩コーナーには、携帯電話やタブレットで学会抄録アプリを見る先生方のために充電できるチャージステーションを配置し、信州のお菓子をご用意したリフレッシュコーナーにはおもてなしの時間前から長野県のゆるキャラで人気の高い「アルクマ」も登場して、集客に一役買って頂きました。
第35回日本緑内障学会
学会長: | 神戸大学 中村 誠 教授 |
会期: | 9月20日(金)~22日(日) (オンデマンド配信:10月9日~11月8日) |
学会場: | アクリエひめじ |
展示会場: | アクリエひめじ 展示場A、B 38社61小間 |
最終登録者数: | 1,900人(リアル参加者:1,121人) |
第35回日本緑内障学会併設器械展示会は、2024年9月20日(金)~22日(日)にアクリエひめじで開催されました。アクリエひめじで眼科系の学会が開催されるのは今回が初めてです。1階の会場には全出展社のブース、他には参加受付、クローク、PC受付、ランチョンセミナー整理券配布卓、ポスター展示等が設けられ、常に人の往来があり、会場は初日の朝から多くの方がお越しになり、賑わいのあるスタートとなりました。
ポスター展示の貼布時間に展示ブースがオープンしていたため、ついでに立ち寄ったという方もいらっしゃいました。初日、2日目も学会講演プログラムが1本だけの時間帯があり、その時間帯は特に展示会場への来場者数が増えていた様子でした。来場者へのおもてなしは、休憩スペースが設けられ、各種ドリンクや開催地に馴染みの深いお菓子が提供されました。
日本緑内障学会の『ライトアップ in グリーン運動』専用モニターを設置したコーナーでは、昨年各地で実施されたお城、タワー、病院施設などが緑色に照らされたビデオが放映され、全国規模で行われた緑内障早期発見啓発活動の模様が報告され『ライトアップ in グリーン運動』への参加を募っておりました。
学会2日目の夕刻は、展示会場内で優秀ポスターの授賞式が行われ、その後は受賞者を囲んだ懇親の場となりオードブル等が振舞われました。学会参加登録者のみならず展示出展社のスタッフの方々も参加され、大変盛況な会となりました。展示終了時刻は通常よりも遅い18時40分が設定されておりましたが、最後まで人がとぎれずに盛り上がりを見せていたことが印象的でした。
第78回日本臨床眼科学会
学会長: | 京都府立医科大学 外園 千恵 教授 |
会期: | 11月14日(木)~17日(日) *展示会は16日まで(オンデマンド配信:12月9日~2025年1月31日) |
学会場: | 国立京都国際会館、ザ・プリンス京都宝ヶ池 |
展示会場: | 国立京都国際会館 イベントホール、ニューホール 89社693小間 |
最終登録者数: | 11,222人(リアル参加者:6,522人) |
第78回日本臨床眼科学会 併設器械展示会が、11月14日(木)~16日(土)に国立京都国際会館で開催されました。会場はイベントホールとニューホールの2会場で、それぞれに島小間と基礎小間が配置されました。
イベントホールは学術講演プログラムが実施される施設と繋がっており、メインの展示会場となるため来場者数が多い場所ですが、今回は学会のご配慮でニューホール前のホワイエにネームカード出力デスクが設けられ、全ての参加者が必ずネームカードの出力の為に立ち寄らなければならない導線が作られた為、集客の一助となりました。また、ニューホール内に学術展示スペース、日本眼科学会 歴史展示コーナー、アイバンク紹介コーナー、電子機器を充電できる『チャージステーション』なども設置されました。特に日本眼科学会 歴史展示コーナーでは懐かしい器具、機材、資材、見たことない眼科手術の術式のビデオ放映等々、多くの医学生や若い医療従事者方の関心を集めていました。
会長招宴はユネスコの世界遺産 真言宗御室派総本山仁和寺で開催され、招宴の前に広大な仁和寺の境内にある国宝の「金堂」、重要文化財の「五重塔」「御影堂」「観音堂」や御殿内を散策でき、また招宴招待者以外も申込みをされた先着600人は夜間特別拝観できました。
日本臨床眼科学会は例年10月ですが、当該学会は11月での開催となり、インバウンドや国内の旅行者で賑わう時期の京都での開催となった為、会場、展示会場そして宿泊のホテル周辺等、何処に行っても人で溢れかえっていた印象でした。
第63回日本網膜硝子体学会
学会長: | 近畿大学 日下 俊次 教授 |
会期: | 12月6日(金)~8日(日) |
学会場: | 大阪国際会議場 |
展示会場: | 大阪国際会議場 3FイベントホールB,C,D 40社95小間 |
最終登録者数: | 1,550人 |
第63回日本網膜硝子体学会総会併設器械展示は、大阪国際会議場イベントホールにて開催されました。大阪国際会議場での学会は2022年の第61回日本網膜硝子体学会総会から2年ぶりの学会となります。その時はまだコロナ禍で展示に於ける感染対策は徹底され、色々と入場制限を能とした制限を設けていました。今回はコロナ禍以前の様に参加に関して何も制限の無い、通常の併設展示会となりました。
学会自体もLIVE配信や会期後のオンデマンド配信等は無く、全て現地開催のみとなった近年初めての学会になります。
今回の併設器械展示は出展社数40社、95小間の出展となり、イベントホール内にはポスター展示も併設され、連日ポスターの閲覧、討論が開催されました。ポスター展示が有る事で先生方の往来が多かった様に感じられました。
展示器械は今回は坑VEGF薬剤、手術関係の器械展示が多く、複数の出展企業で新製品の展示、発表等があり一時的に大きな賑わいを見せていました。
展示会場内に設置されましたドリンクコーナーへも、多くの先生方が来場され「おもてなし」として主催校の「近大マグロ煎餅」を中心に「大阪限定ハッピーターンズ」「キャラメルプリンケーキ」「サンタプラネット半熟カステロ」「バトンドール」「DROOLY」など、大阪で人気の高いお菓子を提供しました。
2024年を振返りまして協会が関与する4学会で多くの人々が現地参加されるようになり、支障なく併設器械展示を無事に実施できました事は偏にご出展いただきました会員各社の皆様のご理解とご協力のお陰と感謝を申し上げます。
2025年もより一層創意工夫をして、多くなった現地参加される医療従事者に対して、またご出展いただける会員各社からも「魅力的な展示会」、「成果に繋がる展示会」と言っていただける様、器械展示の活性・充実を図る努力をして参ります。